

今の日本がどれほど英語教育に力をいれているのかご存知ですか?
小学校3年生から英語を、しかも私たちが学んだ文法重視の英語ではなく、実践英会話を学んでいるのです。(文部科学省【「英語が使える日本人」の育成のための行動計画の策定】)
つまりこれは、今の小学3年生が新卒として入社してくる今から11年後、(2017年)彼ら全員がある程度の『英語を話す』ということを意味します。
言い換えれば、今から【11年後】、英語が使えて当たり前の時代になるということです。オフィスにパソコンが普及し、パソコン技能が必須になったのと同じ現象が、英語でも起こり得るでしょう。
仮に今のあなたが40歳ならば、11年後は51歳です。
あなたが51歳になるときは、さらに国際化が進み、間違いなく今以上に英語が必須になります。
あなたが51歳のときに入社してくる新入社員は、間違いなくあなた以上に英語が話せます。
年功序列が崩れ、実力主義社会へと移行した今の時代に、英語が話せないままのあなたは、果たして彼らの上司でいられるでしょうか…。忙しいあなたも、今から英語を始めないと、間に合わないかもしれません。そんなことにならないように、今から効果的な英語学習法を身につけ、英語をあなたの強みに変えて行きましょう!
それでは、ポイントを5つにまとめ、効果的な英語学習法のコツをご紹介していきたいと思います。
正しく英語が聴き取れない原因は【目】からの情報に頼りすぎているため。テキストを見ながら音を【聞く】と、耳から入ってくる情報が不明確であっても、目からの情報が英語の意味を補ってしまいます。そこで英語を【聴く】ときには、決して『目を使わずに聴くこと』が大切です。
目を使わずに【聴く】と、なんとなく『ザワザワ』と聞こえてきた音が、意味を持った言葉として耳に入ってきます。【聞】こえなかった音が【聴】こえるように変ってくるのです。真剣に人の話を集中して【聴く】時、あなたも自然と目を閉じることがありませんか?試しにTVのブッシュ大統領の演説を、目を閉じて【聴】いてみてください。初心者のあなたでも2つ3つの単語を聴き取ることができるハズです。

中学校で習った助動詞に、can(=できる)があります。ちょっと発音してみてください。
can あなたは何と読みましたか?おそらく(あえてカタカナで書くと) キャン と読んだはずです。
では辞書で発音をチェックしてみましょう。辞書には
もしくは
と表記してあります。弱系だと[kn]です。強引にカタカナにすると can=カンまたはクンに近い音です。できる!ことをアピールする Yes, I can. 以外で、キャンと発音されることはありません。しかし私たちの記憶はcan=キャンですから、ネイティヴが クン と発音した時点で、何を言っているのか理解できない状況に陥るのです。これが【目】から入力された情報の弊害です。【目】から入力した情報、キャンを意識している限り、本当の音、クンが認識できません。文章を見れば簡単な英文を、なぜ聴き取ることができないのか。それは
会話では、私たちは【音】で相手の意思を理解しなければなりません。【文字】と【音】のズレを解消しない限り、いつまでたっても英語を【音】として認識することはできないのです。【音】と【文字】のズレを直す。これを私どもでは【視聴覚一致練習】と呼んでいます。
一般的な欧米人の会話速度は、170wpm〜200wpm程度。しかし市販のほとんどの英語教材は、もっと遅いスピード、つまり一般の英語よりもはるかにゆっくりと録音されています。これではいつまでたってもネイティヴが日常話す会話を理解できるはずがありません。初心者でもネイティヴが日常話す速度=ナチュラルスピードの教材を選ぶことが上達のコツです。
次の英文を訳してみてください。
My purse was stolen by someone at a hotel in New York.
これを学校で習ったように後ろから訳すこと、つまり

" ニューヨークのホテルで、何者かによって私の財布は盗まれた。"と訳している限り、いつまで経っても英語は上達しません。そもそも音は、発音された瞬間に消えてなくなるものです。聴こえてきた順に理解しないと次の瞬間には消えて無くなり聴くことはできなくなります。in New York の音が聴こえる頃には、My purse 以下の音は消えてしまうのです。

後ろから訳す訳読は『文章』を前提としているのです。日常会話ではまったく意味がありません。文頭から、つまり聴こえてきた順に脳に入力していくことが重要なのです。この方法を私たちは【聴順直脳訳】と呼んでいます。

"私の財布が盗まれた…何者かによって… ホテルで…ニューヨークの" この順で脳に入力します。きれいな日本語ではありませんが、意味は充分理解できます。忙しいあなたの目的は、きれいな日本語に訳すことではなく、英語でコミュニケーションを取ることではないでしょうか?そうである以上、意味さえ理解出来るならば、わざわざ後ろから前に戻って訳す必要なんて全くないのです。
ゴジラ松井もイチローも、野球理論だけではあれほどの実績をあげる一流プロ野球選手として活躍はできません。理論の先にあるものは実践練習です。基礎理論の後は実践あるのみ。日々のバットの素振りのように理論を実践に置き換える必要があります。野球でいうバットの素振り、これが英語では【音読】そして【シャドーイング】です。【音読】は、テキストを見ながら実際に声に出して読んでみる練習です。【シャドーイング】はネイティヴの音声を聴きながら、影のように後からついて発話する練習です。
一旦自転車の乗り方を覚えてしまえば、『自転車に乗る理論』を考えることもなく自転車に乗れるはずです。これは『自転車の運転』という知的神経(バランスの取り方といった知識)が、運動神経(バランスの取り方を体で覚えている)に変化した状態と言えます。英語も同様、『英語を話す』という知的神経(語順や文法等)を運動神経(使い方を体に覚えさせる)に変化させることが重要です。その練習方法が【音読】そして【シャドーイング】なのです。
以上、英語上達の重要なポイントを5つご紹介してきました。これらをあわせて【英語脳】(R)化練習と呼び、日々の英会話練習に効果的に取り込むことで、あなたの英語力は飛躍的に向上するはずです。
コミュニケーションは自分の【意思を伝え】、相手の【意思を理解する】ことです。どちらが欠けてもコミュニケーションは成立しません。
まずは相手の【意思を理解する】耳を作ること。これはポイント1、2そして4でご紹介した【耳からの入力】と【視聴覚一致練習】と【聴順直脳訳】が有効です。

そして自分の【意思を相手に伝える】こと。これにはポイント5でご紹介した【音読】と【シャドーイング】が必要です。
以上の4つの練習、1)【耳からの入力】 2)【視聴覚一致】 3)【聴順直脳訳】 4)【音読】【シャドーイング】を効率よく毎日の練習で繰り返すこと。これこそが最も効果的な英語上達法であり、多忙で時間の無い真面目なサラリーマンのあなたが、近い将来、英語力を飛躍的にアップさせる練習法なのです。