
とある英会話学校の外国人マネージャーが、面白い話をしてくれました。
『初級であればあるほど、英会話上達には英語を【話す】時間より英語を【聴く】時間にウェイトを置くことが重要だ。そのほうが、はるかに早く上達する。
しかしお客様は英語を【聴く】ことよ りも、ネイティヴと【話す】ことをしたがるもの。上達という観点からすれば効果は低いが、ビジネスを考えると、お客様に英語を話させるしかない。』


いかがでしょうか?あなたがもし英会話スクールに通った経験があるなら、思い出してみてください。あなたはネイティヴと【話す】ことに価値を感じていたのではありませんか?ブロンドの髪の女性講師や瞳の色が違う白人ネイティヴと英語で会話することに感じる価値、そしてそこで得る自己満足。初心者のあなたにとっての英会話スクールは、ただそれだけの存在でしかありません。
その証拠に、あなたの周りで、英会話スクールに通い英語が上達した人は何人いますか?英会話スクールは、英語がある程度話せる中級者以上が通い、会話力を発展させるための アウトプットの練習場所 です。今はインプットをすべき初心者のあなたが行く場所ではありません。(しかも英会話スクールに一年通うと、個人レッスンなら年間250万円もするのです。)
先ほどの英会話学校のマネージャーのセリフ、もう一度読み返してみてしてください。【生徒】と呼ばず、【お客様】と呼んでいます。彼らスクール側にとっては、education(教育)ではなくbusiness(商売)なのです。あなたはstudent(生徒)ではなく customer(お客)なのです。上達の早さよりも楽しい授業(=商品)を提供し、長く通い続けてお金を落としてもらうことが最も重要であることは、ビジネスである以上言うまでもありません。英会話スクールは学校ではなく、英会話ビジネスであることを忘れないでください。
出版社の知名度だけで英会話教材を選んでしまうケースもあります。金額の高さ=効果の高さと勘違いし、少しでも高い教材を買いあさる人もいます。数十万円で英語が話せるようになれば安いもの、と思い購入されるのでしょうが、有名教材で話せるようになったという話は一度も聞いたことがありません。しかも多くの場合、 買ったのは良いが途中で飽きてしまった(開封したのは1巻だけ)というケースがほとんど。
なぜ途中であきてしまうのでしょうか?
Hello! I'm Taro Suzuki. He is Ichiro Tanaka. I am taller than he. いい年のオトナが、このような面白くもない英会話教材に取り組むことは相当のストレスのはず。どんなに強い目的意識があっても長続きすることが難しいわけです。仮に多大なストレスを乗り越えたとしても、海外旅行で『私は彼より背が高い』と話す機会など絶対にないはず。有名出版社が出している英会話教材になればなるほど、このような退屈な教科書的英文を使っているようです。
有名出版社の英会話教材に効果がない理由はまだ他にもあります。
- 『英会話テープの音声は聴き取れるのに、洋画DVDは聴き取れない』
- 『海外旅行先で出会った人たちの英語は、英会話CDの音声よりもわかりづらい』
同じご経験がある方も多いはずですが、実は有名英会話教材は【聴き取りやすい英語】を使っているのです。そんなバカな…!と思われるのも無理もありません。しかし多くの英会話教材は
海外旅行先で出会う人々が、NHKのアナウンサーのような完璧な英語を明瞭な発音で、ゆっくりと話してくれることなど無いにも関わらず…。
そこには、【日常のネイティヴ発音 → 初心者には聴き取りにくい →売れない】という理由があるのです。

NHKのアナウンサーの話し方で通常の会話などしないのと同じように、当たり前ですが英語においても、ネイティヴたちはアナウンサーのような話し方で会話などしないのです。
洋画の世界も同様、キャメロン・ディアスのキュートな話し方!ニコラス・ケイジの渋い低音!彼らの話し方はアナウンサーの発音とは全く異なります。あなたがお持ちの英会話教材はいかがですか?十中八九アナウンサーが録音した教材のはずです。

時間的制約から留学どころではない方がほとんどだと思いますが、実はこの語学留学、その効果に?が3つくらい付きます。なぜなら語学留学では【英語しか話せない環境に身を置くことが困難】だからです。
語学留学である以上、留学先の学校に通うのは、英語のできない生徒たちで(その多くは金持ち日本人か韓国人)、仲間同士で話される言葉は英語であるはずがありません。
つまり唯一彼らが話す英語ネイティヴは、担任の講師だけです。
せめてアルバイトを通じて英語に触れる時間を作ることができれば効果もあるのですが、英語が話せない日本人を、勉強のためにと雇ってくれる親切な企業などあるはずもないということです。このような日本と変わらぬ状況で、英会話が上達することなどありえません。
基礎から英語力を身に付けるには、テレビの英会話番組が一番だと未だに考えている方もいらっしゃいます。そんな方に限って、頑張るのは番組が始まってから3ヶ月まで、その後はすっかりテキストも開かなくなります。
長続きしない理由の第一は、テレビの学習ペースが番組主導になっていること。これでは忙しいあなたのペースが守れず長続きしません。放送を数回見逃してしまえば、あとは二度とテキストを開くことはないでしょう。第二は経済的理由。意外や意外!安いと思っていたはずのテレビ英会話教材とCDを1年分買うと、何と20,080円もするのです!通常は2〜3番組まとめて学習する方が多いはずですから、安いはずの教材費も気づけば年間6万円以上も払うことになるのです。


その他にもたくさんの英会話教材が溢れています。 CDを聞いているだけの学習法もあるようですが、あなたは何十時間もヒンズー語のCDを聞き流していれば、いつかはヒンズー語が理解できると本当に思いますか?
英語だって同様、解らない部分はいくら聞き流しても解らないままで終わるのです。冷静に考えれば、その効果をご理解頂けるはずです。
次は「効果的な英会話上達法」についてです。